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ダナキャラン Donna Karan
ダナキャランは1985年に発足したアメリカはニューヨークのファッションブランドです。当時のダナキャランのデザインは革命的で、ファッション史における功績はとても大きなものです。シンプルでありながら、スタイリッシュ。大都会ニューヨークで働くキャリア女性達が、「こんな服が欲しかった!」という、そんな理想の服をダナキャランは提供し、全世界の女性達からの熱い注目を集めたのです。実にメンズライクともいえるデザインであるのに、漂うセクシーさ…それがダナキャランの魅力なのです。
ダナキャランのコンセプトは、「オフィスからパーティーに直行出来るような服」…このコンセプトは見事にダナキャランのデザインに表現されています。きらびやかな装飾などは一切はぶいたシンプルなデザイン。今までになかった斬新さと都会的なモード感、ダナキャランの服には、今までになかった新しい感覚がすべて詰まっていたのでした。才能ある女性の進出が目覚しかった当時、女性達にさらなるパワーを与えるのが、ダナキャランだったのですね。
ダナキャランの創始者であるダナ・キャランは1948年のニューヨーク生まれ。生粋のニューヨーカーです。元モデルの母親と仕立て屋だった父の間で育ったダナが、小さな頃からファッションに関心を持ったのは自然な成り行きだったのでしょう。ファッションの名門パーソンズで学び、アン・クラインのアトリエに実習生として採用されてから、ダナのキャリアが始まったのです。ダナの才能は一気に開花し、アン・クラインのヘッドデザイナーに抜擢をされたり、コティ賞を2度も受賞するなど、華々しい経歴を残しています。
そうしてキャリアを積み、1985年に夫と共同で、ダナ・キャランニューヨーク社を設立。そしてコレクションを発表し、全世界からの注目を集めたのです。働く女性達をターゲットとした、機能性の高いファッショナブルな服は、シンプルでありながらエレガント!その後も数々の賞を受賞し、メンズ、キッズ、ジーンズ、香水などさまざまなラインを手掛け事業を拡大して行きました。
セカンドラインはDKNY。本家ブランドであるダナキャランとは質もコンセプトも異なるものですが、カジュアルテイストなDKNYも世界の女性達から支持を得ています。ダナキャランかDKNYか、どちらもそれぞれのテイストがあり、今も変わらぬ人気を集めています。
精力的にビジネスを拡大していったダナ・キャランでしたが、自らCEOとなり経営にも挑戦しました。しかし、デザイナーと経営というジャンルの異なった分野での活躍は、相当に大変だったようです。結局はLVMHに買収されるというように、経営権を譲り、ダナ・キャランはデザイナーとして集中する方向へ進みました。そして、それは大正解な選択だったようです。
シンプルでありながら女性らしい服…色気を全面的に強調する事など決してないのに、セクシー…動きやすくそれでいて体のラインを美しくみせてくれるシルエット…ダナキャランのデザインの新しさとシャープなセンスはずば抜けているのです。時代を超えて、すべての働く女性達の憧れで在り続けるのがダナキャランなのです。