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エミリオプッチ(EMILIO PUCCI)
エミリオプッチはイタリアの有名なファッションブランドです。シルクジャージーの幾何学的な模様と独特の色彩感はエミリオプッチならではの個性!抽象的でもあるそのプリントはアーティスティックでありながら、独特な気品や気高さを感じさせるもので、世界中のセレブを中心に人気があります。「プッチカラー」はたまた「プッチ柄」として、日本でも高い人気を集めています。ドレスにプリントされたプッチ柄は、サイケな妖しさを感じさせつつも常にエレガントで、コレクションで常に注目される存在なのです。
そんなエミリオプッチの創始者であるエミリオ・プッチは南イタリアのナポリ生まれ。フィレンツェの貴族の家系を受け継ぎ、裕福な少年時代を過ごしたようです。ミラノ大学へ進んだ後は、アメリカに渡り、ジョージア州の大学とオレゴン州の大学へ通ったのだそうです。1930年代にアメリカ留学が出来るとは…エミリオ・プッチの裕福な家柄の証明のようなエピソードですね。アメリカの2ヵ所の大学で学んだ後イタリアに帰国して、フィレンツェの大学に進み、政治学で博士号を取得しました。
大戦中、イタリア空軍パイロットとして活躍した後は、政治家として議会に10年間在籍していたそうです。そんなファッションとは無縁かとも思えるエミリオ・プッチですが、隠れた才能はまだまだあったようです。1947年に、彼は自身でデザインしたスキーウェアを雑誌に掲載して、大好評を得たのでした。実はエミリオは高校時代はオリンピックのスキーチームの選手だったのだとか!エミリオのその隠れた才能は注目され、そのスキーウェアを掲載した雑誌から女性用の冬服のデザインを依頼されました。そしてなんとその冬服はニューヨークで売り出されたのだとか。
エミリオの独自のプリントは、当時、実に斬新で画期的なものでした。鮮やかで不思議な模様のプリントは、上品でありながらエレガント。プリント王子の異名をとりながら、次々とデザインの依頼が舞い込み、衣服の他にもカーペットや小物、アポロ15号使節団のロゴの作成なども手掛ける大人気デザイナーとなったのです。
エミリオ亡き後は、娘のラウドミアが事業を受け継ぎデザイナーとして活躍しました。現在、ラウドミアはイメージ・ディレクターを勤め、2003年より起用されたデザイナーのクリスチャン・ラクロワがアーティスティック・ディレクターとして活躍しています。
エミリオプッチはここ日本でも注目のブランドとして人気です。特に人気を集めているのは、やはりバッグやお財布などのファッション小物ではないでしょうか。抽象的で幾何学的なエミリオプッチ独特のプリントは、ファッションを引き立てるアクセントとして大好評なのです。シンプルなカラーコーディネートでまとめたファッションでも、エミリオプッチのバッグを手にすれば、モード系にもセレブ系にも変身出来てしまうほど。その存在感と独特な個性は他の追随を許さないのではないでしょうか。南イタリアの陽気な色彩と、フィレンツェの貴族の上品な気品が見事に融合したのがエミリオプッチというブランドであるといえるでしょう。